4月は四ケ伝のお稽古
- saitearoom
- 2023年4月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年4月18日
ChatGPTのある世界がこれからのスタンダードになるらしい。ものごとの移り変わりが激しく、驚きや戸惑いがあるけれど、せっかくこの時代に生まれたのだから、受け入れて、できたら楽しめるようになりたい。
なんて言えるのはそんなスピード感とは違い、繰り返す日常、土いじりをして、庭を掃き、雑巾がけをしているところに自分の居場所があるからかしら。

スピード感のない方の話になりますが
裏千家には口伝の四ケ伝というお点前のシリーズがあります。口で伝えられているものなので、身につけるためには見て、聞いて、やってみて覚えるしか方法がありません。過去の自分は(今も)物覚えが悪すぎて、10年以上、いや20年かかっても覚えられず、とにかくひどいものでした。
たぶんそのことが深層心理にあったのか、私が伝える立場になったとき、そう簡単には覚えられないよ、というダークな感情がなかったとはいえない、そんなことに最近気がつきました。
そこで現在、茶室沙以では初めての試みで、簡単に、という訳ではないですが、しっかりと定着するように数か月かけて四ケ伝のお稽古に集中してしています。
重い点前なのでお稽古される方も大変だろうとか、季節がいいので軽やかに茶箱点前がよいのではないか、そんな移り気は封印して、とにかく四ケ伝の練習。
何度も何度も同じお点前をお稽古しています。

そうしていると、みなさんが、少しずつ手順だけでなく、その点前の雰囲気も上達されるということが感じられて嬉しくなります。
きっとご自身も感じておられると思います。
一度しっかり覚えてしまうと、しばらく後に忘れてしまっても、次は以前より楽に戻れるものです。決して楽して覚えるものではないですが、大きな回り道は不要かもしれません。
とにかく、焦らず、ゆっくりで大丈夫です。
このやり方がお稽古に来られるみなさんに合っていればいいなと思います。
ChatGPTの知能とは違い、ゆったりとした時間軸で、からだで覚える茶道のお稽古の話でした。





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